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回転技
回転ものは難しいです。
ピルエットやピケターン、シェネ、そしていろんなフェッテ等々…。
生徒さんたち、脚は結構しっかりしてきているので、バランスはとれるんですが、
いざ回ってみましょう!となると形が崩れてしまいがち。ああ~おしい~!
回らないで「パッセ、バランス~」は出来るのに、なぜか回ると反対の脚をパッセしてしまったり…。心配しないで下さいね、本当にそういう方、多いですから。頭でわかってても自然に反対の脚が上がってしまうのでしょう。
そして回れるようになると、今度はアームス(腕、特に肘)が下がってしまうとかで、上半身が邪魔してしまい、回転スピードが出ず、途中で降りてしまったり…。
上手な方を見ると、例えば熊川哲也さん、何回転でも最後まで上体が崩れませんね。私も昔、鈴木滝夫先生には「振り向いてからも立ってろ
」とよく怒鳴られましたが(すっごくコワイ先生でしたからね)、全くその通りだと思います。
だいぶ慣れて来てる人もシングルは余裕でも、ダブルになると様子が変わってしまったり…。パッセの脚を降ろしてしまったり、腕が低くなったり、重力にさららえず、もったいない。
もう一秒でも長くポーズを崩さないように~(せめて肘を下げていかない)と思いながら回ると、ちょっと余計に回れます。
(なかなか回りながら余裕がないとは思いますが)
暑い季節にあまりぐるぐる回ってばかりだと気分も悪くなるので、無理しないで欲しいのですが、昨日も「シェネ」で、「後のボディを早く持って行くようにしましょう」と言ったら、かなりスピードついて回ってくれた生徒さん、「早く回った方が目が回らない」と。
そうです、ボディがしっかりして正しく早く回れると、あまり目が回らないんです。
こういうところで、地味なバーレッスンで、どれだけしっかりした上体が作れてきたかがわかってしまいます。長く続けていくとそのように色々な発見もあり、楽しいです。
そして、どんどんバレエにハマっていくんですよ。
あらためてバレエって奥が深いと実感できると思います。
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